ほんもんぶつりゅうしゅう
2014年12月01日
東北南部布教区と北九州布教区が合同インターネット教養大会を実施
去る9月7日、仙台・妙護寺(住職・近藤泉国師)に於いて、東北南部布教区並びに北九州布教区合同インターネット教養大会が開催されました。このような試みは初めてのことでしたので、とても不安でした。テレビ局のプロですら、生放送の中継ですと、画像が乱れたり音声が途切れることがあるからです。しかし、大きな問題もなく進めることができました。また、参加人数も今まで以上で、青・薫化会員の参加者も最多の31名でした。その上、宗外者の参加者が4名もありました。このように成功裏に終えましたことは、本当にご利益の一言に尽きます。

 大会は10時半より、北九州布教区婦人会参事・船津厚道師の挨拶から始まり、東日本大震災の映像が流れた後、お看経。陸前高田の映像が流れ、現地の話を福田紀雄氏が発表。福島県の現状を東北南部布教区教養部参与の秋山現信師が講演。以上を九州から放映。

 続いて東北から、福島県郡山・遠泉寺の伊藤しずえ姉、宮城県気仙沼・清護寺の中川珠子姉が、「大震災と現在」のこと、福島県いわき・妙運寺の森川裕美が「放射能問題」のこと、それぞれが東北の現状を発表しました。そして、東北南部布教区婦人会長・堀越ふく子姉が「ペットボトルのキャップを回収して世界の子どもにワクチンを届けよう」という婦人会活動を報告しました。

 次に、北九州布教区の方から質疑応答があり、励ましの言葉もいただきありがたかったです。最後に、小原日理東北南部布教区長、小佐井日勝北九州布教区長より、ご挨拶を頂戴しました。

 同時中継のテレビのように、画面(大型スクリーン)に映し出された動画をお互いが見て意見交換もでき、東北南部布教区154名と北九州布教区415名が、如何にも一堂に会したような気分になりました。

 午後からは、青・薫化会員向けに、西田登光師の紙芝居御法門が行われました。子ども達は、食い入るように見て楽しんでいましたが、大人も笑いの渦に巻き込まれました。そんな和やかな雰囲気の中、合同ネット大会は無事閉会しました。

 大震災当初からの北九州布教区の皆さまの温かいご支援に感謝しつつ、今後も交流を深めていただきたいと願った教養大会でした。合掌。

(布教区弘通部参与・森川裕美記)