HBSNEWS

スリランカで発生した同時多発テロについて:続報

平成31425日夜

スリランカ同時多発テロについて

本門佛立宗スリランカ教区妙深寺スリランカ・コロンボ別院

ディリーパ良潤

 

 ありがとうございます。

 去る421日(日曜日)のスリランカ国内6カ所で起きた同時多発テロの後、世界中の本門佛立宗の家族(HBS Family)、日本やブラジル、ネパールの皆さまより数々の温かいご心配の連絡をいただいております。この悲劇的な時に、皆さまのご心配をいただき誠にありがとうございます。心より感謝しております。

 スリランカ教区では毎週日曜日に別院や新会場でお講を奉修しております。去る日曜日もコロンボ(最大都市)別院で午前9時半からお看経を始めさせていただいておりました。4月はスリランカの伝統的なお正月の時期で、428日にゴール親会場に於いてHBS信徒の正月祭を予定しており、この日はコロンボ別院の法要と同時にゴール(スリランカ南部の港町)親会場にて準備ご奉公を始めておりました。そのお看経中に爆発テロ事件の悲報が入り、そのまま引き続いて祈願口唱会を勤めさせていただきました。

 ニュースによると

     コロンボ市内のSt. Anthony’s教会

     ニガンボ市(コロンボの隣接地域)St. Sebastian教会

     バティカロ市(東部)のZionエバンジェリスト協会

そして、コロンボ市内の五つ星クラスのホテルである

     シナモン・グランド(去年の御講有巡教中に日本団参者の皆様宿泊された場所)

     コロンボ・シャングリラ

     ザ・キングスバリー

という3ヶ所で、午前845分~915分に同時多発テロが起きたと判明しました。国全体が非常状態となり、外出禁止命令が出される可能性があったため、11時半にお看経を終わらせていただき、参詣者を無事に帰宅させました。それからご信者さんに連絡をし、皆さまの安全を確認させていただきました。ニヨーミさんというご信者さんのお嬢さまはテロの発生した「ザ・キングスバリー・ホテル」に勤めているので第一に心配しておりましたが、彼女は通勤中に爆発事件が起きたという連絡を聞き、無事に帰宅しておりました。ニュースの情報から6カ所の爆発で大変な被害が出ていると明らかになりましたが、何を目的にして、誰によって為されたかは情報不明の状態でした。とにかく、キリスト教の祝日「イースター」の日曜日ということで、カソリックの教会は参詣者にあふれている日であり、またホテルも外国人観光客で満室になっているタイミングで、このテロリストのターゲットは国の多数派である仏教徒やスリランカ人に向けられたものではないと思われました。まだ死者数は50人という現状でした。

 そして午後1時半ごろにデヒワラ市(コロンボ別院から約3キロの距離)の宿泊施設でも強力な爆弾が爆発されたと聞きました。その宿泊施設からおよそ500メートルの距離にはご信者であるジャヤラトゥナ一家が住んでいたため急いで連絡したところ、家族全員の無事を確認できました。その宿泊施設は国営動物園に大変近い距離の場所にあります。日曜日は必ず大変混雑するエリアですが、宿泊施設の中で爆発されたため死者数は4人(自爆テロリストも含め)と発表されました。後で明らかになったのは、コロンボ市のさらに1つのホテルか教会を狙っていた自爆テロ犯が、この宿泊施設の部屋の中で自分の爆弾を爆発させたということでした。その後、約2時間以内にコロンボ市内で2ヶ所の爆発事件があったというニュースがありました。それも警察が不審な家をチェックしようとしたらその家に住んでいたテロリストが爆弾を2つ爆発させたと明らかになりました。この爆発で警察官3名とテロリストの家族の何人かが亡くなりました。

現在、最初の24時間以内に発生した9ヵ所の爆破テロ事件の死者数は350人以上に上り、500人以上が負傷したこと、その内39人の外国人の死亡が確認されました。大変恐ろしい悲劇は全世界のトップニュースとなり、世界中から温かい追悼の言葉が寄せられました。

スリランカ大統領は外国出張中だった為、首相が代行して非常事態宣言を発表しました。残念ながら、44日にインドの情報局から「スリランカ人イスラム教徒原理主義グループがスリランカ国内でインド大使館、カソリック教会等を狙って自爆、刃物、爆弾車等を使用したテロ攻撃を計画している。」という報告があったにも関わらず、国防責任者は対応を行わなかったことも発表されました。

自爆テロはスリランカ人にとって初めての経験ではありません。30年間にわたった内戦の苦味をまだ忘れていないスリランカの私たちは、その内戦終結の10年以内にこのような悲劇が再び起こるとは夢にも思っていませんでした。

事件後48時間程が過ぎた今、50人近い容疑者が逮捕されており、「ナショナル・タウヒード・ジャマアット(NTJ)」というイスラム教原理主義組織がこのテロを起こしたと判明しました。その組織のリーダーを含めた自爆テロ犯9人で撮影した「ジハード映像」もインターネットに出ています。彼等はイスラム国(IS)を支持しており、ニュージーランド・クライストチャーチ事件の報復としてこのテロを起こしたそうです。現在明らかになっている情報によると彼らは他の攻撃も計画しており、コロンボや他の都市の繁華街など、様々な所に爆弾を仕掛けており、22日の午後にもコロンボ市内で爆弾を積んだミニバンが見つかりました。これは無事に取り除かれましたが、国の様々な場所で爆発物が次々と数多く見つかっています。

21日、22日と23日は夜間外出禁止命令が出ておりました。このテログループの全メンバーと全ての起爆装置、爆発物が見つかるまで、とにかく安全な場所にいて、なるべく外出しないようにと政府から注意が出されています。現在、スリランカ全土に非常事態宣言が発令されており、FacebookViberWhatsApp等のSNSメディアが停止されています。

とにかく、本門佛立宗スリランカ教区教講一同、皆が無事に、安全にしております。

私たちは来る28日に予定していたお正月祭をキャンセルし、スリランカ同時多発テロの初七日忌として犠牲者の総回向を予定いたしました。外出禁止命令が解除されていれば、28日の(日曜日)午前9時半からコロンボ別院、そして午後3時からゴール新会場にて法要を勤めさせていただきます。

 

スリランカの平和早急復興の為に、世界中の皆さまのご祈願に心から感謝、御礼を申し上げます。

本当に、ありがとうございました。

ありがとうございます。

合掌、

本門佛立宗スリランカ教区・妙深寺スリランカ・コロンボ別院

ディリーパ良潤拝

南無妙法蓮華経