六根清浄

御教歌
信心を第一とせばいのらねど
         無病息災現世安穏  (扇全十二巻三三六頁)
信心第一とは御弘通を最も大切にすること。御弘通に役立たないことは悪。善悪の基準はひとえに御弘通にあります。一年に一戸の教化が授かりますように、組が発展し、御講席を喜んでいただく家が増加しますように。これを念頭において御奉公に撃ち込みますと、特別にお願いせずとも、無病息災、現世安穏のすばらしい御計らいをいただくことができます。
御弘通を念頭におかない御奉公は、御本意叶いませんから、たえず、お祖師さまに喜んでいただくには、教化第一という心を持ちつづけなければなりません。
佛典に、「無病は最上の利益、満足は最上の財産、信頼は最上の親族、涅槃は最上の安楽」という教えがあります。一番の御利益は体が丈夫なこと。健康にまさる幸せはありません。
足りることを知る。小欲知足は貴重な財産。自分の果報に甘んじること。
信頼とか信用はよい人間関係をつくりあげます。欲をはなれた、こだわりのない悟りの世界は最上のやすらぎをもたらします。
そのなかでも特に健康は幸せの源泉。健康はすべてとは申しませんが、健康を損なうとすべてを失います。健康という土台の上に御奉公の花が咲きます。
そこで法華経の第十九法師功徳品に、佛さまのお使いに徹し、法を弘める信者には、六根清浄の功徳がいただけれることが力説されております。よく登山の際に、「六根清浄」と杖をついて登っていきます。
六根とは、眼根、耳根、鼻根、舌根、身根、意根のこと。根は、能力とか、はたらき、という意味。
①眼根 眼は心の窓。すんだ、きれいな目。また、善悪、正邪、美醜などを分別できる、きびしく、するどい目を持つことができます。また、妙法の功力によって、難治な眼病平癒の御利益をいただくことができます。
②耳根 地獄の苦しみ、餓鬼道の呻き、飢えと渇きの叫びを聞くと同時に菩薩や佛さまの真実の正しい説法を聞くことができます。人々の悲しみと苦しみ、楽しみと喜びの話に共感できる耳が持てます。
③鼻根 良い香りと悪い臭いを分別する能力が備わります。「梅檀の香風は衆の心を悦可す」と申して、すばらしい、よい香りは周囲の人々の心をなごませます。
前向きであたたか味のある人がおりますと、周囲の人々に良い影響を与えます。そのような品性や品格の持ち主ですと、周囲が明るくなり暖かさと笑いをもたらします。
④舌根 口は食べるということと、人に語りかける言葉のはたらきがあります。言葉には人を動かすという大きな力がこめられております。信心の喜びや尊さを人々に説きつくす。これは言葉のはたらきです。
佛の説法は無私、「深妙の法音」と申して、相手を救いたいという一念のもとに説きます。
「舌の上は轉法輪の所、喉は誕生の處」
⑤身根 菩薩行を身につけますので、弘通に専念。それと共に御奉公を生きがいと感得できる身の上になれます。法を弘める為に無限の努力を惜しまない人です。
⑥意根 思いかたが良くなります。きびしさとやさしさ、いわゆる厳愛の二義を具えます。たえず、信智増進にはげむ人。信心増進にうらづけられた智慧を磨きます。善因善果、悪因悪果という因果の道理、知恩報という感謝の心、功徳と罪障とを分別できる正しい判断能力、佛の慈悲を信ずる冥の照覧を大切にする喜びなどなど。目に見えないけれど信者にとっては大事なことです。
これらの能力は正しい口唱行によっておのづと培われます。お互いたった一つの尊い命。一日一日を大事に思いをこめて御奉公に打ち込みましょう。毎日が「まさか」の連続です。
平凡こそ非凡。
「口唱の乳を力に任せてのめば、われも成仏、人をも助けて成仏せしむべき法也」 (扇全十二巻三三八頁)
          小澤清道 (御導師)            
 

妙唱寺管理者 [妙唱寺だより] 2015-03-17 15:30:00

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