ほんもんぶつりゅうしゅう

2015-07-24 15:25

開導会奉修

 7月19日(日)、妙泉寺夏の御会式開導会が、鎌倉顕証寺御高職信清日宏上人にご唱導をいただき奉修されました。
当日は台風の影響もなく、雲一つない晴天のお計らいを頂きました。
ご出座は、東金妙恩寺の深澤堅洋御住職、練馬本信寺の杉本現隆御住職、熊谷顕妙寺の滝山顕廣講師にお越しいただき、各寺院から大勢の団参をいただきました。
御法門の前には、奉修御導師が今春御奉公をされた「パプアニューギニア戦没者回向」の様子を、ご講演いただきました。
ご回向をさせていただくに至った経緯や、現地での行程、ご苦労をされたことなどをお話しされ、最後に御奉公の様子をまとめられたDVDを上映いただきました。現地でお唱えされる御題目の音声と、ご回向をされるお姿に、本堂では涙をぬぐう人の姿もありました。
御法門は「なきたまの名をいつまでもしるしおきて 仏立講でとむらわんとよ」の御教歌をいただき、ご講演の内容をさらにご信心で掘り下げ、ご回向の大事をお教えくださいました。
そして最後に妙泉寺信徒を代表して、今年93歳を迎えた磯野勇氏が奉修御導師にお礼の挨拶をされました。磯野氏はパプアニューギニアのラバウルに出征した復員兵です。多くの戦友が命を落とした現地でご回向をしていただいたことに、涙を流しながらお礼の言葉を述べられました。
正に70年前にその場にいた磯野勇氏からのお礼の言葉に、本堂が大きな感動に包まれた開導会でした。