ほんもんぶつりゅうしゅう

2019-12-01 20:36

妙泉寺創立60周年

去る11月3日、妙泉寺高祖会・創立60周年記念法要が、川口照妙寺御高職植田日事上人にお勤めをいただき奉修されました。
 ご出座をいただきましたのは、鎌倉顕証寺御高職の信清日宏化主、本寺乗泉寺の井上日説化主、浦和顕寿寺の萱森照薫ご住職、八王子清流寺の長谷川清泊講師、奉修導師随身の新井誠妙講師の各お導師お講師方で、それぞれのご自坊から団参をいただき、盛大に奉修された御会式となりました。
 この御会式は「知恩報恩」がテーマとなっており、式典は妙泉寺を創り支えてこられた物故者を表彰させていただくという内容でした。物故者の家族が招待され、妙泉寺の成り立ちや先輩信者の苦労、ご奉公の一端がVTRにて紹介されました。
 感謝状と記念品は、表彰された物故者の遺族代表が拝受されました。事務局長・次長の遺族代表は、伊藤テルさん。事務局参事の遺族代表は小山順子さん。事務局補事の遺族代表は磯辺萬里子さん。教区役中の遺族代表は千坂晃三さんでした。
 また特別表彰として、60年前の創立時開筵式のご奉公者名簿に名前があり、現在も妙泉寺信徒としてご信心に励まれている七名の方が表彰され、代表で八角正敏さんが感謝状と記念品を拝受されました。
 奉修御導師は、ご信心に不慣れな遺族の方でも、肩ひじ張らずに聴聞できるように、とのご配慮を下さり「創立60周年記念法話」として御法門をお説きくださいました。
 幸せになるためのご信心を、自分一人でするのではなく、家族に伝えていくことが大事であることをお教えいただきました。
 分かりやすくためになるお話を、映像を用いてユーモアを交えながらお説きくださるお導師に、参詣者一同が聞き入っていました。この御会式にふさわしい、参詣された遺族にピッタリの御法門に心から感謝申し上げます。
 60年の歳月と共に世代交代が進み、創立当時のご信者方の思いを知る人も少なくなってきています。この御会式を通して、その思いが少しでもお参詣者に伝わり、これからの妙泉寺を支える人が一人でも増えてくれることを心から願っています。