ほんもんぶつりゅうしゅう

岡山 妙現寺


2020-03-28 13:20

無力を感じる日常…何かを始めなくては。

 ご存知、新型コロナウィルスの感染拡大に、かつて経験の無い事態が世界を駆け巡っています。
 家族単位、会社や学校、各種の集まり、そして私達ご信心を通じたコミュニティー。全てが非日常と言える状況です。各国の政府も感染拡大を食い止める努力と共に、株価大暴落にみる今後の経済への打撃を食い止める為、非伝統的な政策を次から次へ放っておりますが、いまだ全てが峠を超えたと感じる事はありません。
 お教務様とご信者側でも思いは少し違いがあるのかと思いますが、2月26日に宗門のガイドラインがいち早く示された事は、私達信者にとっても非常にありがたい事でした。ガイドラインの重点は、佛立宗の寺院が感染源になる事は絶対に避けなくてはならない。普段とは違う考え方になる様だが、お参りの自粛を心がける様にとの事でした。
 私達は通常、お講や御修行、御会式で、一人でも多くの方を将引しようと心がけます。しかしながらこの異常事態に本当に今回はそれでいいのかと疑問が芽生え始めていた矢先のガイドライン発表でしたので、気持ちの切り替えはスムースに行う事が出来ました。寺内への浸透には少し時間が掛かりましたが、この様な非常事態の時のルール作りがいかに大切か。そのルールが普段と真逆を意味するルールであっても、やはり非常に大切な指針となります。
 さて、皆様一般社会においてこの様な日々を過ごしておられますが、子供達を含め、大変なストレスを感じている事と思います。どこかに突破口が欲しい思いも湧き上がってきますが、まずは事態が収束するか、新しい方法を模索するしかありません。ブラジルの寺院の情報を拝見しますと、オンライン(インターネット)中継により御会式を開催された事や、80歳の高齢の方がこれを機に携帯電話・タブレットの使い方を覚え、それを用いて御会式に自宅から参詣されたとの事です。
 妙現寺でも今回の出来事は決して悪い事ばかりではありません。緊急の連絡事項、特に12組の組長様宛てに行う連絡は、これまで電話や朝参詣での口頭による伝達が主の為、直ぐに連絡が付かないなどの問題がありました。今回ほとんどの組長さんと、LINEまたはショートメールで連絡をお伝えするシステムが出来上がり、これは今後の妙現寺の財産となる事と思います。
 しばらくブログを掲載する気力がなかったと言えば、これを否定する事はできません。しかし何かを始めなくては、という思いを強く感じています。それも政府や宗門ガイドラインに添った形でなくてはなりません。まずは3月15日、本来は家族日曜総参詣日でしたが、限られた方々のお参りのみでした。その際に素晴らしい体験談が発表されましたので、ご参詣頂けなかった方々の為にも、こちらに掲載させて頂きたいと思います。ご家族の中でスマホやパソコンをお持ちでない方にもご披露頂けますと幸いです。
動画はこちら↓↓↓から、ご覧頂けます。
 https://youtu.be/7SsK2KJtCe4
ありがとうございました。
妙現寺 岡田