ほんもんぶつりゅうしゅう

岡山 妙現寺


2020-05-24 17:00

距離を取って ルールを決めて 妙現寺薫化会再始動 & いちご狩り

 5月24日(日)、ちょうどこの日を青薫合同総講の日と予定しており、無事開催できるか、あるいは自粛によるネットでの奉修となるのか、大変心配していたのですが、全国的な自粛緩和と、県内の状況を合わせ、ルールを定めて久しぶりのお寺での青薫合同総講を行う事が出来ました。
 総講では、寺内の決まりに則り、また子供達にも配慮し、
1.ご家族単位で着席する(他のご家族とは距離を取るが、自身のご家族とは逆に距離を詰める)
2.マスクの着用と手洗い・消毒の徹底
3.総講の間は窓を開けて換気(その為、近隣に配慮し、ご信者様の拍子木は禁止)
4.寺内での飲食は禁止
となります。写真をご覧になると、「えっ!三密じゃないの?」と思われるかもしれませんが、実は密接している方々、同居のご家族のみで、既に濃厚接触者である為、他のご家族との距離をとる、限られた椅子席を確保するという意味では、逆に密接して頂きたいのです。
 子供達を持つご家庭が大半ですので、これらの決まりは既に皆様十分に心得ておられ、非常にスムースに総講に入ることが出来ました。
 数か月ぶりに合う子供達、保護者の方。自粛疲れで大丈夫だろうか?、大変心配していたのですが、皆様非常に元気そうで大変安心致しました。
 御講師からの本日の御法門。ご教歌に「東京へ 一日(ひとひ)でゆかん 世の中に 汽車をきらひて ありくのはたれ」と頂き、時代に合わせて考え方、習慣を変えていく大切さをお教え頂きました。御法門の後には、今私達が直面している学校や社会における今までに経験の無い事態(自粛の要請など)に対し、また自分の力ではどうしようもない問題に対して起こる私たちのストレスや心配に関して、ご信心ではどう考えるべきかお尋ねさせて頂きました。まず心を穏やかに(平常心に)保つ様に努力することが大事で、そのためにも私たちは日ごろからご信心・お題目を口唱しています。いざという時にはお題目で心を落ち着かせ、現状に向き合う事の大切さを教えて頂いたありがたい御法門でした。
御法門の様子をこちら↓↓↓からご視聴頂けます。
 0524 青薫合同総講 御法門
 
 さて、この後は、こちらも慎重にルールを定めてのいちご狩りへ。毎年続けているいちご狩り、実はこの日が今年最後(5月で最終)になります。1か月前の時点では、今年はまず無理だろうと考えていたいちご狩り。マスクを外して食べる事になりますので、イチゴ園の方とも数か月前より、いちご狩り開催・中止、どちらでもなる様に、何度も何度も入念に打ち合わせを行いました。
 イチゴ園の方も大変な配慮をして頂き、こちらと同じ時間には他団体の予約を受けない事。家族単位でブロック(列)に分けて食べたい旨お話しすると、普段では考えられないほどのスペースを与えて頂く様になった事。時間的にも多少の余裕を頂ける事。ハウスの入り口には多くのアルコール消毒を置いて頂く事。など、大変ありがたいお申し出を頂きました。
 お寺からも密接を避けるため、ご家族単位で車で移動して頂き、30分のいちご狩りでしたが、例年通り甘いイチゴを堪能させて頂きました。
 ようやくここへ戻ってきたかと、いつもとは違う思いでの総講でした。まだまだ気は抜けませんが、今は自粛よりも解禁の大切さ、大変さを思います。イケイケで進めていく事はまだ出来ません。しかしながら、万全の対策を行った上で、通常に戻る、または一皮剥けたご信心を行う必要性も感じています。
 とにもかくにも、やはり仲間である皆様とは、ネットやLINEを通じたやり取りではなく、本堂を舞台に、”間にシールドの無いやり取り”がいかにありがたいか。その事を感じた総講でした。
 引き続き御会式でも新しい方法を模索しています。止まる事の無い妙現寺のご奉公に、皆様の熱いご協力を頂きたく思います。
ありがとうございました。  薫化会 岡田