清流寺 オーストラリア教区

ありがとうございます。クィーンズランド組のゆかりバーズリーです。

皆さん、京都佛立ミュージアムの「５秒で仏教」カレンダーをご存知ですか？

QLD組では二人の方がお持ちで御助行に行く度に見ていました。その都度自分自身を改めて見つめる機会になる短い言葉が日めくりであります。またねこちゃんがめちゃめちゃ可愛いんです。

昨年オーストラリアでもコロナ渦で厳戒体制のロックダウンに強いられました。規制が厳しくマスクをしていなかったり違反をすると罰金があります。恒例の月例御助行も集まるのが困難でした。子どもたちはホームスクーリングになり外出規制も厳しくもありました。

私は4歳と6歳の子供の育児で忙しく息子の小学校のホームスクーリングをしていると幼稚園の娘が嫉妬したり、夫のリモートワークに乱入するのを防いだりとなかなかユニークな日々でした。私はもともと家にいるのが好きなので実はロックダウン中に自分を見つめる機会になりました。ただ夫が激務になりどうやったら彼を支えることができるのか？と思う様になりました。リストラが進む中で、私達夫婦は仕事があるだけでも幸運だっと思います。

ただ一人で毎日御看経をしていた時に御助行の様なパワーを少しでも頂きたいと思い、妙深寺のYou Tubeにある「一人お看経サポート」で、長松御住職と一緒に御看経を朝晩していました。長松御住職のお声は大きく元気出しなさいよと言って頂けた様に思います。

クィーンズランド組にはお教務さんがいませんので私は1年半も在籍していながら本当に無知な自分に気づきました。博学な先輩信者の方に色々と質問するうちに、「子供さんにこんな動画だと分かり易いよ」と共有して下さいました。超初心者の私には子供向けの御法門がとても新鮮で、目に入るビジュアルと分かり易い御法門で目から鱗！そのお寺の所在地を見るとなんと私が生まれ育った場所の兵庫県尼崎市の隆宣寺でした。（うそやん、場所分かるわぁ！と言う具合です）

お若い御住職にも驚き、懐かしい関西弁でされる御法門を拝聴しているうちに、隆宣寺は朝夕の御看経がライブ配信されていてるのを知り一緒に御看経を始めました。ご信者さんの声も聞こえ月例御助行に皆でお題目を口唱している様な気持ちになります。ロックダウンで少し孤独だった私の心に朝夕の御看経はすぐ溶け込みました。

松本御住職はお若いのもありITが得意でいらっしゃり、スライドも独自のイラストやお言葉で表現され最先端なお寺やな～と思ったのが最初の印象です。ブログを拝見すると10年以上毎日更新されているではありませんか。そこから私は佛立宗のことをもっと学びたくなり拝読、拝聴しているうちに色々な気付きがありました。以前仕事でブログを毎日更新する任務があり、時には苦痛に思うこともありましたので松本御住職が10年以上と言うのは尊敬しかありません。

夕看経のライブ配信で「5秒で仏教」のカレンダーのお言葉の意味を御住職が自ら解説して下さって、こちら側の人間にもカメラ目線で普通に質問をして下さいます。すると世界中からコメントが入り、みんなで会話をしている状態でとても楽しい夕方の時間を頂きました。不思議なのは私達は松本御住職のお顔を毎日拝見していますが、御住職は私達を見たことないのに色々な方の状況をすぐ把握されてとても聡明な御住職だと思っていました。
子供達は夕方になると「まつもとごじゅーしょくはー？」なんて言う様になりました。

ある日突然短冊型の日めくりカレンダーが欲しくなり京都佛立ミュージアムからポチッと数冊購入しました。ただ子どもたちが寝てから間違えない様に後で精算しようと思っていたら既に2ヶ月程経っていて、スマホを見る度にあー精算せななーと。

ある日夕看経を拝聴していると福岡の光薫寺が「5秒で仏教」の卓上ミニカレンダーを制作されているとのこと。そちらのカレンダーも欲しくなり光薫寺に購入の問い合わせメールをしました。

後に知る話ですが、私が問い合わせた時点では「５秒で仏教」のカレンダーは売切れで在庫がなかったそうです。ただ光薫寺の菩薩の鈴木さんが「普段なら売り切れですとお断りさせて貰っているのですが、住所がオーストラリアからなので何とかしてあげたい、尼崎の隆宣寺に在庫がありませんか？」と機転を効かせて下さり隆宣寺の松本御住職へ電話をして下さったのです。

光薫寺で制作しているのになぜ鈴木さんは隆宣寺にカレンダーの在庫を問い合わせたのでしょう？

数ヶ月前に関西で有名な「ヨーイドン」という情報番組で月亭八光さんが（月亭八方さんの息子さん）隆宣寺を訪れられ取材をされて長い時間テレビで放映されました（こちらで見れます）

関西で誰もが知る番組、多くの視聴者から問合わせのお電話があったそうです。もし隆宣寺に御参詣へ来られた方にお配りするカレンダーがなかったら困ると思われた松本御住職が、光薫寺から大量の「5秒で仏教」のカレンダーを購入されていたそうです。

光薫寺の鈴木さんはその事をご存知で、わざわざ私の為に松本御住職へご連絡をして下さいました。それを聞いた松本御住職は私がカレンダーを発注しているとお知りになり、この奇跡の様な繋がりに驚かれ、日本の方に差し上げるのか？オーストラリアへ送るのか？とすぐ確認の電話を下さいました。自分用に使うことをお伝えすると、松本御住職が私の為に「5秒で仏教」の現物をプレゼントして下さるとなってもう感激しました。こんな奇跡みたいな御利益を頂けるなんて信じられませんでした。

実はそれだけではありません、そのお電話の30分後には京都の本庁へ御住職会議があるという事で、卓上カレンダーは松本御住職から光薫寺の御住職へその日に手渡しでお届けして下さることになったのです。しかも後30分で新大阪駅へ行き新幹線に乗車される直前のお電話で、信じられないタイミングです。

いつかコロナ渦が明けて私が日本へ里帰りした時には「５秒で仏教」を書いて頂きたい！とお願いしていたのが、オーストラリアにいる間にその夢が叶ったのです。

私は松本御住職の「離れてなんかない、ずっと心はオンライン」をロックダウン時に見た時、ぽろっと涙が出ました。会えない両親や家族、友達、日本に帰れない寂しさもありました。子どもたちも「じーじーばーばーに会いたい」今でも泣いたりしています。
御宝前に向かえば大丈夫、そう自分に言い聞かせる為に、そのお言葉をプリントアウトして御宝前の横に飾りました。また御祖師様が絶対支えて下さるから大丈夫やでと言って下さっている様にも感じたのです。

京都佛立ミュージアムから、光薫寺から隆宣寺へ、そして清流寺へ、そしてオーストラリアへ。これも松本御住職、鈴木さんの菩薩のお心遣い、そしてこちらへ手配して下さった清流寺の平松信応師、みなさんの真心と優しさのお陰で感謝の気持ちでいっぱいです。

そのカレンダーが先日やって来ました。松本御住職からは子どもたちへもメッセージを書いて下さり家宝やー！と大喜びです。

あるカレンダーが繋ぐ縁、こんな奇跡の様な現証御利益を頂けた私は本当に幸せやにゃ～とカレンダーを見る度に思います。

皆様もかわいいねこちゃんのカレンダーお家に置かれては如何ですか？