ほんもんぶつりゅうしゅう

2015-02-12 20:35

かどの外に 御法の声の きこゆなり あさまいりぞや 早くあけなん

 今年も寒参詣が終わりました。
寒参詣はお祖師様の御法難をおしのびする、当宗の最も大事な伝統の一つですね。
そんな大事な時のご法門、聞きそびれ、受け取りそびれてはいないでしょうか?
当寺ではお惨悔ともっと改良をさせていただこう!、もっと素直にご法門を聴聞させていただこう!
ということで、寒参詣のご法門を再度聴聞させて頂いております。
今日のご教歌では、「お寺へお参りするのは何のためか?」を再度考えなさい、と教えて頂いています。
仮に「自分のためにお参りしている」としましょう。お参りできるのは、この御法を何か認めているからですよね。
何回もお参りしていると、宗外の人から「なぜお参りしているのですか?」と聞かれることもありえますね。
その時、どう答えますか?自信をもってお答えできますか?
答えることができないとしたら、それはご法門を自分勝手に聞いてしまっているからです。
それはもったいないことです!!最初は自分のためであっても、他人様のためにご法門を聴聞したら
もっと自分のためにもなるのに・・・
ご法門は改良点を教えて頂いているのです。
つまり、(信心)改良のためにご法門を聴聞し、ご法門聴聞のためにお寺へお参りするのです。
ここのところに気を付けて、もっと朝参詣を頑張らせて頂きましょう。
そう教えて頂く今日のご教歌でした。
(写真はhttp://k-kabegami.sakura.ne.jp/umetomejiro/12.jpgより)