ほんもんぶつりゅうしゅう

2014-08-03 19:54

信行は 山に車を おす如く 手をやすむれば 谷におち入る

信行ご奉公は山に車を押し登るようなもので、油断して手を休めてしまうと谷底に落ちてしまうから、油断なく信行ご奉公に励まさせて頂くことが大切だ、と、このご教歌は教えてくださっています。
つまり「常精進」せよ、とのこと。「精」はクハシクとも読めて、「なにもかも/おちこぼしがない」を意味し、「進」はススムとも読めて「目標に近づくこと」だと教えて頂きました。進むというのは前に進むことだけでなく後ろに引くことでもあるということに今更ながら、気づかされました。前に進むだけなら「前進」ですもんね・・・。
人生は守と攻の両方が必要とも教えていただきました。攻めてばかりでは、谷底に落ちてしまうように、大失敗だけならまだしも命にかかわるようなことが起こってしまいます。その場に停滞していてもだめ。後ろに下がり続けるのはなおのこと。
じゃ、どうしたらよいの?
その答えとして「・・・常に何をするいとまにも油断なく南無妙法蓮華経と口唱の行・・・」に励みなさい、と、教えて頂きました。これが「行住坐臥の口唱を忘れず」ということなんですね。
よし!油断大敵、常精進してがんばるぞ!!