ほんもんぶつりゅうしゅう

2014-05-11 13:15

法華経は 家に伝えて たもつべし 世財は子孫 争いのもと

子や孫のことを思うと、財産(=世財)を残せば幸せになってくれるはずだ、と考えがちです。が、現実はどうでしょうか?財産争いなどが世間では多く問題となっています。幸せになると思って残したはずが、幸せになっていなかったら、それは、残し方が間違っているからです。財産は、無ければ生きていけないので、決して残すな、と教えて頂いているわけではなく、魔性のモノ!だと理解し、それに左右されない状況なら残してもよいとのこと。
では、左右されない状況ってどういう状況でしょうか?また、お金があっても使い方を間違えれば、役に立ちませんよね。お金を活かすか役に立たないものにするか、これは何によって変わってくるのでしょうか。
実はこれ、果報のあるかないか、で変わってくるのだと教えて頂きました。もし、自分が思ってもみなかった良い地位を得られたとしても、それをこなすだけの力(この力は果報だと教えて頂きました)が無ければ事を成し得ません。また、誰にでも幸・不幸は巡ってきます。果報がなければ、幸せをものにできなくて、他人様や世の中を恨む人間になってしまいます。ガソリンを入れなければ自動車が動かないのと同様に果報も尽きればどうしょうもなくなります。
では、果報はどうやって作っていくのでしょう?
それを教えて頂いているのがこのご信心なのです!ご信心は果報作りだと教えて頂きました。
つまり、一番大事なのは、家族に、ご信心を残す(=果報を残す)ということです。大事なものを家族と共有したいと思うように、大事なご信心を家に持って帰りましょう!、と法灯相続の大事を教わりました。