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ご利益体験談

ご信心のお陰で子宝を授かる 常に勝手信心を自戒し困難を乗りきる

6支・実在寺   新谷恵子

私の入信は、今から三十年ほど前になります。結婚後ずっと子供に恵まれずにいましたが、その頃待望の子供を授かり、妊娠二ヶ月半でした。しかし喜びもつかの間、 流産の危機にあっていたのです。
  そんな時、主人の友人に佛立宗のご信者さんがいて、私どもは、自分から入信したいと申し出ました。その友人は、乗泉寺の所属の方ですが、実在寺の先住上人とお知り合いだったので、私どもは実在寺で入信させていただくことになったのです。
  先住上人と当時局長さんをされていた黒澤さんとお二人で家に来て下さいました。私は、その時入院しており、病院の先生からは「子供はもたないかもしれない」と言われ、絶対安静の状態が続いていました。
  早速、ご祈願を上げていただき、お腹に言上札を巻いておくように言われました。
お陰様で子供は無事生まれ、その娘も今は、二児の母となっています。
  こんな大きなご利益をいただきながら、若かったこともあり、その後の私どもの信心は、黒澤さんから電話をいただいた時や御会式の時にお寺参詣をする程度の信心が続いていました。その間、困難がなかった訳ではありませんが、家族も健康で、その後生まれた次女も社会人となり、夫婦二人の生活が始まっていました。
  その頃から私の気持ちの中に、御戒壇をきちんとしたいとの思いが募り、主人にも話していたのですが、主人に「まだいいよ」と言われると、そうかなと思ってしまう。 ......そんな時でした。愛知で勤めている二女が、仕事上のストレスによる胃かいようで入院してしまったのです。平成十五年八月のことです。
  それから埼玉~愛知を行ったり来たりする日々が続き、私の気持ちの中で信心への思いが強くなり、お寺参詣するようになったある日のこと。午前十時半頃、本堂で私一人で御題目口唱している時のことです。
  とくに悲しい訳でもなく、苦しい訳でもないのに、涙がこぼれると同時に、心の中がスーッと軽くなったのです。不思議な体験でした。これは御法様のお知らせだと思いました。
  その後間もなく娘も職場復帰でき、私もお寺参詣を続けるようになりました。
  そんなある日の御導師の御法門の中で、勝手信心ではいけないとのお話があり、私は自分に言われているように思いました。自分の都合の良い時だけ、一生懸命するような信心ではいけない。御戒壇と御本尊様をきちんとしようと心に決め、お寺参詣の 時、良く声を掛けて下さっている事務所の前さんに、御戒壇のことを相談しました。
  こうして護持御本尊をいただくこととなったのです。この護持御本尊を御導師がお認め下さり、前さんから「新谷さんが第一号になるのよ」と言われた時は、不思議なご縁を感じると同時に、身の引き締まる思いがしました。そして、平成十六年十月十三日の奉安と決まったのです。
  ところがその一週間前、下の娘が再度入院することになり、上の娘も二人目の出産が、十月二十五日の予定日より早くなりそうだと言って来たのです。
  主人は「奉安は少し落ち着いてからにしてもらったほうが良いのではないか」と言ったのですが、私は迷いませんでした。こういう時だからこそ、いただきたいのだと主人を説得しました。私には、御法様が私の気持ちをお試しになっているように思えて ならなかったのです。
  お陰様で十月十三日、無事に奉安させていただくことができました。また本年より、新たに御講願主となり一月二十六日、初めての御講席をお受けすることができました。
  さまざまな困難がありましたが、この困難がなかったら、今の思いに至ることはなかったと思います。


合掌

新谷恵子

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