お講はお講席のことです。信者の宅を集合場所にし、お講願主が主催者で、お導師やお講師を導師に招き、御法門を説いていただき、組内信者がお参りし、お講席の世話は席主家族及び役中にしていただきお講が奉修されるのです。日扇聖人は、信者宅の「お講」を弘通のための寺院の派出所と位置づけ、今にいたるまでそれは、本門佛立宗の中心的役割を占めています。
信者となったら、必ず年に一度は席主となりましょう。家の大小は関係ありません。 精一杯、分相応におつとめさせていただきましょう。
お講席の前日や当日は役中・班長さんに来ていただき、お講の準備を応援していただきましょう。無事につとめさせていただけるよう、よく相談にのってもらいましょう。
参詣者は、お導師さまより早くお席に着いてお看経をあげてお講が始まるのを待ちましょう。 また、ご祈願、ご回向をしていただく方はあらかじめ受け付けにてすませておきましょう。
五悔の文(もん)や如説修行抄は知ったかぶりをしないで、音譜通り正しく、つつしんで読みましょう。 御題目は、姿勢を正して、まごころこめて正確にお唱えしましょう。口唱、拍子木は周りの人に合わせておこないましょう。
お看経が終われば、役中が前に歩みで、ご披露を読み上げます。 ご披露は簡素にわかりやすくをモットーにし、お講の当日までに、ご披露の仕方を工夫しておきましょう。
御法門は、日扇聖人の教え歌を中心として仏さまやお祖師様の尊いみ心、信心の筋道が教えさとされます。
お終いの無始已来のお唱えがすみましたら、席主が参詣者一同に「只今から、お布施をさせていただきます」とご披露したうえで、組長と席主がそろって、お導師の前へ出て参詣者一同よりお布施を差しあげます。参詣者一同とともに、お導師へ「ありがとうございます」とお礼のご挨拶を述べます。
ご供養はまず、お導師にお出しして、続いて参詣者へとくばらさせていただきます。 席主はご供養をさしあげるというよりも、お布施やご供養は「どうぞいただいてください」という志が必要です。 敬いをこめ、これでいささかでも功徳が積めたと喜びをこめ、分相応なものを、手落ちのないようにさせていただきましょう。 その中で、お導師に質問して学んだり、有り難い現証談に耳を傾けたり、ご奉公の苦労話を語り合って、悩み事がある場合はみんなに聞いてもらって知恵をお借りしましょう。
参詣者はお導師がお帰えりになってから席を立ちましょう。
信者宅におけるお講の集いは、世間一般の法事のように、死者を慰めるためだけのものではなく、第一の目的は、まことの道を聞いて「自身をよくするため」そして「他をよくするため」であります。 喜んでお講を奉修し、参詣させていただき功徳をつむことで、ご先祖へのご恩返しもできれば、わが身、わが家族の浄化もさせていただけるのです。 お導師がお帰りになる時は、門口で組長と席主がお礼のご挨拶をいたしましょう。